9th ASAKUSA NEW YEAR ROCK FESTIVAL 1981-1982

浅草国際劇場

ROCKER達 立ち止まるな ゴールはまだ見えない

サンダーチーフ

平山千明(ヴォーカル)/平山秀世(ベース、ヴォーカル)/及川純(ギター、ヴォーカル)/川井昭夫(ドラムス、ヴォーカル)/三井清貴(ギター、ヴォーカル)

COMMENT
 Happy New Year!
 クラッカーが鳴る中で、俺は必死に歌い続けていた、シェイク、足をふみ鳴らす音が、おんぼろ黒人バーをゆさぶっていた。誰かがさけんだ。ホールド・オン続けろ。それからどのくらい時が流れただろう。
 R&Bの叫びが心に深くねづき一つのサウンドを産みだそうとしている。
 そういう歴史の中で俺は今、あこがれていたこのビッグ・ステージに立てて非常にうれしい。我々は、今このチャンスに、熱くグルービーなR&Bを聞かせたい。

PROFILE
 R&B芸人サンダー・チーフがこの度、東芝EMI、イースト・ワールド・レコードと契約、いよいよその勇姿を現すことになった。1972年、73年ヤマハ・ライト・ミュージック・コンテスト2年連続グランプリ、1977年イースト・ウエスト優秀バンドという輝かしいプロフィールを持つ彼らは、東京関西でのライヴ活動を通じ「ポップな、ダンス・ミュージックとして楽しめる音楽」を追求してきた。その基盤をなすものはR&Bであり、強いビートを利かせた、泥臭さの中にも哀愁の漂う黒人演唱である。
 サンダー・チーフは、そのR&Bに自らの信条、音楽性を完全対応、白人の感性を加えてR&Bがロックンロールへ変化したように、新たなR&B、つまり「サンダー・チーフだけの音楽世界」を創造しようとしている。